2017/09/10 14:07

初めてのバリ島旅行へ行き、あれから何度もバリ島には足を運んでいました。

ホテルも様々なホテルを選び、「〇〇へ行くのならば、ココ」「サーフインをメインにするならココ」など何ケ所もホテルを移動したり・・・楽しむ事を覚えました。

すでに何年が経っていたのでしょうか?

私は51歳になっていました。

そんなある日、私の父から「商売を辞める」と打ち明けられました。

父は当時、80歳を迎えていたので「まあ、当然だな」というのが正直な感想でした。

父は戦前から続く八百屋で、二代目でした。
場所は、大阪新世界 (通天閣でお馴染み) 新世界市場でした。

八百屋の全盛期は、市場の道を隔てて向こうの店へ渡る事さえ困難な賑わいでした。
今では考えられない光景ですがとんでもない人通りでした。
しかし、高齢化が進むにつれて「後継者問題」→「後継者が家業を継がない」→「閉店する店が後を絶たない」
などで、あんなにも活気のあった新世界市場も今や「シャッター街」と化してしまいました。

まだ、少しのお店は営業していますが数える程度です。
何か新しい風が吹かない限り、廃れる一方だと私は感じていました。

そこで、私の考えた事はこうでした。

バリ島が好き」「バリ島へ行きたい」「バリ雑貨屋を始めたい」でした。
父にその旨を伝えると、父は嬉しそうに微笑み「応援する」と言ってくれました。
私も「親孝行ができるかもな」と思いました。

しかし
それは決して容易な事ではありませんでしたが・・・










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